霧島&琵琶湖放談 12”地方の方が良いでがんす”

125人目 川田 忠志 (6)霧島 071   5/18

難しい場面で全く解りません。

先日千葉県の谷津バラ園へ行ってきました。
青いバラということでこれがありました。
青いバラは「不可能」といわれていたのに、一年(?)くらい前にサントリーが世界で始めて作り出しました。
この谷津のバラがそれの子孫かどうかわかりませんが、まだまだ色は藤色です。
不可能と思われることに挑戦する方々の気持ちを思い、感動しました

126人目 森  厚生 (22)霧島 072   5/18

川田さん提供の「青いバラ」ですが、私も以前新聞で見たことを思い出しました。
植物の新色の発表は「これが、そう?」「なるほど!」といった感じが多いようですね。
先日個人メールで「鉢植えのバラが開きました」の返信に丹精込めて育てたバラの写真を送ってくれた棋友がいます。
川田さんの写真もそうですが、写真のバラから、香りが漂ってくる気がしました。

127人目 尾郷  賢 (7)霧島 079   5/24

霧島連碁の皆様、古澤さん
 
前回古澤さんに、南部方言の「おもさげない」について質問させていただいたのですが古澤さんのお目を素通りしたようですね。
残念でした。
 
鏡像2景をご覧頂きます。鏡像大好きの私です。

5月19日那須地方馬頭温泉の南平台ホテルに1泊しました。
明け方ホテルから見下ろす田園風景がなんとものどかで印象的でした。

以前桜の頃の石山をお見せしましたが、これは
5月3日の夕方の石山です。夕日が山肌を赤く照らしています。
128人目 古澤 元雄 (15)霧島 080   5/24

尾郷 賢様 どうも失礼しました。調べるのに一寸時間が掛かったのと、
錯覚を起こして私から尾郷さんに発信が出来るものと考えておりまして、
返信をしておりませんでした。

 以下お訪ねにお答えします。一寸長くなりますが宜しく・・・・
 南部弁の中心は盛岡弁ですが、南部藩といっても結構広く、八戸南部も
ありますから、場所によっては盛岡弁とは異なる特徴をもっています。
 江戸時代、盛岡は京都地方からの移民(農民外)が結構多く、京都言葉
の影響をうけていることが一つ、盛岡藩(南部藩)の城下として栄えたため、
敬語表現の発達が見られるのが特徴です。主な特徴として次の点が挙げ
られます。
 
 1, 敬語表現に明確な段階が存在する。
 2, 東北弁に多い平板なアクセントではない。 
 3, 町人言葉も武家言葉に近似する。

語彙
 
 1)親しい間柄での敬語表現(多くは女性が用いる)
  ・あのなはん・・・・あにね
  ・んだなはん・・・・そうだよね

 2)代表的な敬語の文末表現
  ・そうでがんす(ござんす)・・・・そうです
  ・そうでがんすか(ござんすか)・・・・そうですか
  ・そうでがんすなす(ござんすなす)・・・・そうですよね
  ・そうでがんすえん?(ござんすえん?)・・・・そうでしょう
  ・そうでながんす(なござんす)・・そうではありません

 3)代表的な敬語の段階表現
  ・おでれ・・・・おいで
  ・おでんせ・・・・おいで下さい
  ・おでってくなんせ・・・・おいで下さいませ
 
  ・おあげ・・・・お上がり
  ・おあげんせ・・・・お召し上がり下さい
  ・おあげってくなんせ・・・・お召し上がり下さいませ

  ・おへれ・・・・お入り
  ・おへれんせ・・・・お入り下さい
  ・おへれってくなんせ・・・・お入り下さいませ

 4)特徴的な挨拶表現
  ・もっし・・・・ご免下さい(侍言葉で他家や道場を訪ねるときの「申す」から来ている)
  ・お静かに・・・・(見送る側が言う)さようなら
  ・ご油断無く・・・・お気をつけてお帰り下さいませ
 
 5)代表的会話例
  ・「しばれるなはん」・・・・冷えますね。
  ・「んだなはん」・・・・そうですね。
  ・「おめはん、どごさおでるのす?」・・・・あなた、何処に出掛けるところ?
  ・「お八幡さんさ、行ぐどこでやんす」・・・・八幡宮へ行くところです。
  ・「車でおでるのすか?」・・・・車でいくのですか?
  ・「そでがんす」・・・・そうです。
  ・「あだらしく、鳥居こしぇえでだんども、道おべたのすか?」・・・新しく鳥居を
   造ってたけれど、道はわかりますか?
  ・「んだば、はっぱり、ほでねなはん」・・・・それなら、さっぱり解らないわ。 


 6)まとめ
  ・武家言葉から来たのでしょうか、やたら「お」がつきますが、やはり「御」をつ

   けて敬語と下のでしょうね。
  ・娘さんが、「私、恥ずかしいわ」というのは「おら、おしょうす」といいます。

  ・子供の頃、近所の駄菓子や等へ買い物に行くとき、「もっす!」と言って入っ
   ていったものでした。

 尾郷さん、一寸舌足らずですが、言語学者ではないので、ここらで勘弁して下さい。
 なお、県南沿岸の陸前高田市では、「退屈でしょう?」を「とぜんでがんすべ?」と 言います。
 最初は何の事か解りませんでしたが、「とぜん」は「徒然」だと解り、「つ れづれ草(徒然草)から、
 「なにもする事が無くて退屈でしょうね?」という意味だと 理解したのでした。
 (で、県南沿岸ではケセン語(気仙語)と言って研究家が居ます。)


129人目 中嶋 正市 (12)霧島 081   5/24



尾郷さん質問への古澤講師のミニ講義は大変勉強になるテキストとなりました。

私の息子も9年間京都にいたので,京都弁になるかと思ったりしましたが,そうはならず安心しました。

しかし,今回のメールの盛岡弁も8割程度は分かる感じです。
最後のほうが,やはり難しい感じでした。

茨城弁は,「んだっぺ」などという「ぺー」などの語尾が特徴です。

盛岡弁は丁寧語が特徴なんですね。

130人目 森 厚生  (23)霧島 082   5/25

おはようございます。天気予報が当って夜来の雨です。
乾燥気味の毎日でしたから、一息つき
そうです。
 
尾郷さんの質問に古澤さんの返信、日頃言葉に関心があるものですから、とても興味深く拝読しました。
ありがとうございました。
 
京言葉の影響があるとの由来を伺い、なるほどと思いました。
 
NHK朝のドラマでは大女将の草笛光子さんが背筋を伸ばして「・・・でがんす。」と一声発せば、
関係者一同「は、は、はぁ」となります。
「・・・でがんす。」は京言葉ではないと思いますが、美しいお国訛りは、いいですね。
以前、
「おしん」のときは酒田でしたか?その地方で一番の米問屋の老女将が、おしんにかけた言葉が印象的でした。
優しさと厳しさを併せもって
いるように思えました。
 
戦後60年、TVの影響でしょうが、日本全国どこへ行っても東京言葉というのは、おもしろくないですね。
地方の特色は残したいと思うの
ですが、これは意見の分かれるところでしょうか?

131人目 川田 忠志 (7)霧島 083    5/25

小生この23日にやっと坂本龍馬像に会って来ました。


132人目 尾郷 賢  (8)霧島臨時便   5/25

古澤様
 
ずいぶんと手の込んだお調べをしていただきました。
誠におもさげなく存じがんす。ありがとさんでがんす。
 
敬語の段階表現とは面白いですね。わかりやすかったです。
また見送る側のさようならと、出立する側のさようならが異なるというのも、興味深いことです。
 
電話の問いかけの「もしもし」も南部言葉あるいは京言葉語源があったのでしょうか。
ちなみに英語の hello は
電話と一緒にエヂソンが発明した言葉だそうです。
 
結論として「おもさげない」は「お+申し訳ない」なのですね。
 
連碁メンバーの皆様、どの地にも武家言葉の名残は見られると思いますが、
お詫びの言葉に「お」をつけた方言をご存知でしたら
ぜひお教えください。
133人目 亀井 賢三 (8)霧島 084   5/25

皆さんこんばんは。
古澤さんからの盛岡弁のご紹介をいただきありがとうございます。いま「どんど晴れ 」を見ておりグットタイミングです。
方言はその地方しか解らない言葉もあり興味深々です。奈良に生まれ育って六十余年の
私 としては 関西弁 が自分の言葉です。
連碁のメールには出来るだけ標準語を意識してうっていますが今後関西弁も使おうと思っています。
各局ともええ勝負でっせ負けんように頑張ってや おおきにさいなら
134人目 鈴木 一司 (8)霧島臨時便   5/25


尾郷さんの質問からはじまって、楽しい会話とお答えがリズミカルに行き来しております。
 
当初、私が描いていた、人は多岐多様な言葉を持ってるから
「める碁会のメール」とはいえ、囲碁にこだわらなくても、それなりの会話が成立する筈だ、と思っていたことが、実際に実現しつつあるというのはほんとに嬉しいことです。
 
古澤さんのお答えにありました言葉は、文で見るとなんとなく理解できる感じのものがありますが、実際に口頭で、話し言葉として言われた場合、ほとんど理解が出来ないでしょう。
 
しかし、純粋な方言、訛りは商業化?あるいは無理に都会に合わせて出来上がった地方弁と違って、意味は理解できなくても心地良く
響きます。私も、言葉については関心がありますので、テレビの
言葉に関する番組をDVD録画しています。
 
今日はインターネットで出て来る「ほべりぐ」のURLをご紹介します。方言についての番組です。おいおいその他の番組もご紹介します。

「ほべりぐ」
全国方言WEB ほべりぐ
 
http://hougen.atok.com/?m=hbn1315
ご意見ご要望、お問い合わせはこちら
 e-mail: webmaster@hougen.atok.com