箱根連碁の皆様
日光杉並木380年の歴史にはさまざまなドラマがあったことでしょう。
今日ご紹介するのは杉の木のウロに鳥が落とした山桜の種から生えた
立派な桜の枝2題です。たぶん他に例を見ない奇妙なサクラでしょうね。
1本は旧今市市の真ん中にありもう1本は日光よりの町外れです。
1本目は「さくらすぎ」という愛称が与えられています。杉を主体に
考えると「さくらすぎ」でしょうが、私は杉の木に生える運命となった
桜に感銘を受けますので「スギザクラ」と呼びたい。
1本目の杉は細くやせて、桜の重みに対抗するために反対側に傾いています。
2本目はまだ桜が若く、親木にそれほどの負担をかけていないようです。
私とあなたは永久の仲。あなたが死ぬとき私も死にます
親兄弟よりも、夫婦よりも硬いきずなで結ばれた2本の木に
心からエールを送るものです。