花談議(16)紫陽花談義3 

101人目
   鈴木 一司    (11)  臨時便35  6/28




6月17日に燦々会に出席するため、バスに乗ったが1kmも行かないうちに
大船までの道路はストップしたまま動かない。
反対側(今来た金沢八景方面)は車が流れているので、一度家に戻り、電車で出直すことにした。
逗子で横須賀線に乗り換え、鎌倉→北鎌倉→大船のコースで行ったら、あっけなく、40分くらいで大船に到着。
 
子供に逗子まで車で送らせたせいもあるが、時間がずいぶん短縮できた。
鎌倉〜北鎌倉の車窓から見ていたら、明月院までの線路沿いの道路は切れ目なく人が続いている。
時間は午前10時である。
こんな人出では、今年も明月院はパスだと思いながら出発した。
 
3日後、帰宅して今年は八景島に行ってみようと思い立ち、カメラだけもって、車ででかけた。
ウィークデーの午後だから道路も、島内も人はがらがらである。
 
写真を撮る段になって、電池が少なくなっている。
何のために行ったか判らないので、めちゃくちゃにシャッターを押して30枚ほど撮った。
島内の説明板だと額紫陽花が1万8千株、西洋紫陽花は2000株と書いてある。
広いせいかもしれないが、そんなにあるようには見えない。
 
紫陽花を、観賞するのはやっぱりお寺だな。
と10年ほど前に行った松戸の
本土寺の参道を思い出しながら歩いた。
八景島のアクセスは車以外は、無人運転5両編成のシーサイドラインである。
写真には、黒い点にしか見えないが、電車のまえに鳥が飛んでいる。
かもめだろうと思うが定かではない。

 

102人目   池ヶ谷美代子 
  (8)  箱根連碁146 7/4


紫陽花も終りですね。
ベランダでユリの花が咲きだしました。
昨年、ユネスコ村のゆり園を観にいってあまりの美しさに購入
したものです。
3鉢購入して大きな鉢に植え替えた2鉢が、10個と15個
の蕾をつけました。残りの1鉢は少し小さな鉢に植え替えました
がこちらは何と蕾は1つでした。
環境によってこんなにも違ってしまうなんて・・・

  同じ大きさの鉢にしてあげればよかった。
  今年は大きな鉢にしてあげようと考えているところです。


103人目      尾郷  賢       (8)  箱根連碁150    7/10

昨年私は「寄り添いて咲くアジサイの色違い」を実地検証しました。
結論は、そのような例はかなり少ないけれど探せばある。特に人家の周りに多いということでした。
人家の周りでは廃棄物などのせいで隣り
合う土が酸性とアルカリ性に分かれることがあるようです。

今年私はこのような株を見つけました。「同じ根に咲くアジサイの…」ですね。
ちょっと興奮して観察を続けました。
たった2日後に撮った画像がこれです。赤が無くなった!青に変わったのか?
それとも赤い花が折り取られたのか?新しく咲いた花もあり分かりにくいです。
皆さんの感想はいかがですか。
ヤマアジサイからこのようなきれいなガクアジサイを作り出したのが日本人でした。
周辺にある花弁の目立つ花が装飾花、中央の濃い青色花が両性花ですね。
このガクアジサイをシーボルトがオランダに持ち帰りヨーロッパ人が作り出したのが
球形のアジサイで、西洋アジサイとか学名のハイドランジアとか呼ばれています。
西洋アジサイは両性花をすべて装飾花に変えたものと説明されています。
しかし良く見ると装飾花の影に隠れて多数の両性花があります。
この画像は写真を撮るために装飾花を掻き分けて両性花を露出したもので、普段は両性花は
文字通り日陰の花です。日陰にいながらいい色をつけています。
装飾花が薄いピンクでも両性化は濃い青です。
両性花はいつも濃い青色かと思ったらそうでもありません。 本来ガクアジサイの元になったヤマアジサイの両性花も白色です。
こんなに鮮やかな色を作り出したのも日本人です。


若い頃、ガクアジサイと西洋アジサイのどちらがきれいか、という話題のとき
問題なく西洋アジサイがきれいだと私は主張しました。
西洋人も自ら作り出した大きな球形のものがきれいだと思ったのでしょうね。
今の私はガクアジサイの美が日本人の心にぴったり来る、侘び、寂び、そして華美を備えた3拍子の花だと心から思います。

日光は、アジサイの咲く盛りは都会より遅いと、この前の尾郷さんのメールにありました。
一株の中のアジサイの色違いは、私も気をつけていたのでいろんな例を見ましたが、同根の中にもぽつりと混在しているのが確かにありました。自然の摂理はよく解りません。(鈴木)