「ヒョウタンに挑戦したキッカケ」 

   自己紹介でも述べましたが、ヒョウタンに挑戦しようとしたキッカケは、                                   

    @ 陶芸作品の絵付けの練習台に手ごろ

          袋ものの陶芸作品の曲面へ画くとき、偶然ヒョウタン面が極めて似ていた事に気

          付き、練習台に選んだ。                      

    A 近所にヒョウタン名人がいたこと

          行政当局主催の<生涯フェスティバル>に参加したとき、ヒョウタンを売ってい

          るテントがあり、そこで簡単なヒョウタン装飾の手ほどきがあった。

          陶芸からヒョウタンに興味を持っていた頃でもあり、足が自然にそのテントに向

          いた。店主は好々爺で興味深く私の話を聞き、住まいも偶然私の近くで、車で

          5分くらいのところであった。話しやすい人、ヒョウタンをこよなく愛している事が

          よても好印象でした。

          <いつでもどうぞ>とのお誘いに二つ返事で<宜しくおねがいします>と私は頭

          を下げました。

    B いろいろヒョウタンをいただいた

          名人から様々な形のヒョウタンをいただいた。同じ大きさのヒョウタンでもよく見ると

          その形態が一つ一つ異なり、一つとして同じ形がなかったこと。また形が非常に

          ユーモラスでなにかを訴えているようであった。

    以上がヒョウタにのめりこんでいったきっかけでした。でもヒョウタンに接しているとヒョウタンには

    ヒョウタンの独特の芸術ジャンルがあり、陶芸の代役だけでは余りにも破廉恥はことであることを

    認識しました。まずヒョウタンの伝統的な装飾方法を学ぶ必要があるとインターネットで調べると

    日本全国に多くの愛好者、愛好団体の存在すること、奥が深い事を再認識した次第です。これ

    らを独学で学ぶことは大変と名人の家を頻繁に往復しました。名人から装飾だけでなく栽培から

    収穫まで携わるとヒョウタンの魅力を別の面から鑑賞することも教わりました。しかし私には栽培

    する畑はありません。

     私の自己紹介で挑戦への道には不思議な運命の赤い糸があると述べました。まさにヒョウタン

    でも現れました。名人からヒョウタンの栽培を進められたとき、畑を持っていない私は手話サー

    クルの席上で畑が欲しいとつぶやいてしまいました。その時サークルの人が荒れた畑地でよか

    ったら使ってとのありがたい声。小躍りして畑を案内してもらいました。確かに小石が多い畑地

    でしたが、ヒョウタン栽培には特に支障がありません。ヒョウタンの原産地はアフリカ〜熱帯

    アジア。従って栽培には高温と強い光を必要とし、排水と肥沃な土を好みます。高温と強い光

    は畑の土手沿いなので問題ありません。排水も問題はなく、問題は小石だらけのやせた土地、

    肥沃だけです。これも繰り返し肥料を投入すれば解決できると判断しヒョウタン栽培を決断し

    借りることにしました。それから毎年種まきと収穫を繰り返し、栽培の難しさとそれを克服した楽し

    みも同時に経験しています。その様子は写真でご紹介します。

   

     以上、私は人と畑に恵まれヒョウタンの世界に入りました.技術の修得、加えて名人から銀行

    等のロビーでヒョウタン展示会の機会を与えていただき、恵まれた環境でヒョウタン道に入ること

    ができました。私とヒョウタンに関して、新聞やミニコミ誌でも色々紹介され<挑戦大好き人間>

    の三番手として登場することになりました。

                                                            

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