思い出の海外ゴルフ旅行

Part5 米国・西海岸編 〜最終回〜

                                            名古屋市在住   先川 高明


「思い出の海外ゴルフ旅行」

最終回は、アメリカ西海岸編です。
今回のゴルフツアーは3コースでのラウンドと二つの楽しみを
しっかりと携えて出かけました。

一つは「ペブルビーチGL・8H」のセカンドショット・
海越え(約200y)にチャレンジすること。

二つ目は日本では絶対に体験できない
砂漠と岩山に囲まれた「ウルフクリークGC」でのプレイです。

「スパイグラスヒルGC」はペブルビーチの隣にあり、
今年2月にAT&Tプロ・アマトーナメントが開催された、
コースレート75.5(パー72)と超難度のペブルと遜色の無い素晴らしいコースです。

                                                 編集 : C・W





8Hグリーンから、海越えのセカンドショット付近を望む
  (上の画像は、インターネットからの写真です)

”ペブルビーチGL”は1919年の開場で、
全米OPやビングクロスビー・プロアマTが開催された

世界のゴルファーが一度はプレイしたいと憧れる素晴らしいリンクスコースです”

「生涯であと一回だけスイングを許されとしたら、
私は迷わずペブル8番ホールのセカンドショットを選ぶだろう」

                   
ジャック・ニクラウス
 


8H・セカンドショット海越え(190y)

あの帝王ジャックニクラウスが絶賛した
2オンが難しい、「勇気と精度」が求められるセカンドショットです。

幸運にも私はピンそば2mに2オンしました。
妻も私とほぼ同じ位置からの第2打は届かず
「オー、マイ、ゴット」と天を仰ぐ。



8H・セカンドショット海越え(190y)

海を越え
グリーンに向って伸びてゆく白いボールの軌道が鮮明に目に焼きついています。



  8H・グリーン

手前の白いのが妻のボールで、
ピンそばの白い点が私のボールです。
べたピンのバーディパットが外れてしまい・・・・残念無念!

しかし第2打を崖の上から打てるチャンスに恵まれたことは
ゴルファー冥利に尽き、「帝王ニクラウス」と同じ気分です!
早速、ボールを拾い上げ、生涯の記念にとバックにしまいました。




べブル5H・ティーショット です!!
  


絶壁の上の6番グリーン付近

7月に「The Open」が行われたスコットランドのターンベリー
「9番ティグランド付近」と
その美しさをよく比較される「6番グリーン付近」の絶景です。
5番グリーンから撮りました。




7H・パー3:125y

距離はありませんが打ち降ろしでグリーンが小さく、
風が海から吹き上げていて距離感の難しい名物ホールです。




サイプレスポイントクラブのシンボルの木 

ペブルビーチの隣にある、
メンバーが200名しかいないプライベートクラブです。
メンバーの同伴が無ければプレイは勿論のことクラブにも入れません。
ツアーを申し込む前に
同伴できるメンバーを探しましたが残念ながら見つかりませんでした。
サイプレスポイントでプレイが出来ず心残りです。

 


ウルフクリークGC

ラスベガスの北東150km、ネバタ州北部の
メスキートにある砂漠と岩山の谷あいに造られた壮大なコースです。
カート道路は登りも下りも、もの凄い急坂でスタート前に運転操作による事故は
自己責任との署名をさせられました。

フェアーウエイを外れて砂漠に入ったボールは全てOBです。
ボールは見えていても砂漠に入って拾うことは出来ません。
理由はガラガラ蛇がひそんでいて危険だそうです。



14H・パー4:367y

快心のドライバーショット!
女性には難しい谷越えです。よほど嬉しかったようです。
あのショット!あのショット!と何度も聞かされてます。



14番ホール

18ホール全てが岩山と砂漠に囲まれて、
殆どが谷越えとなる、信じられないようなコースです。



16番ホール

これからもこんなコースでプレイすることはないと思うと、
せめてあと9Hだけでもと!
後ろ髪を惹かれる想いでコースを後にしました。




想い出のツーショット



想い出のツーショット

 

想い出のツーショット

スパイグラスヒルGCとペブルビーチGLでは
アメリカ人ゴルファーと偶然同伴しましたが、
4人ともフレンドリーな人たちで楽しくラウンドできラッキーでした。

 



絶壁の7H・Par3・グリーン

ペブルビーチの名物ホールの7Hグリーン、

ゴルフが道連れの人生は、決して退屈することがない」


             ーウインストン・チャーチルー
                          

 

「あとがき」

ゴルフは人生に似て、努力が結果になかなか繋がらない上、
変化にとみ、奥の深いところが魅力の一つだと思います。

今年9月、日本ミッドシニア競技の中部地区予選に於いて
8番Hのティショットで“ギックリ腰”をやってしまい無念のリタイアとなりました。

3週間ほど医者からクラブを振るのを厳しく止められ、その間、
アクシデントの原因やゴルフスタイルの転換等々反省を含め色々考えさせられました。

プレーの出来ない辛さを初めて味わい、
あらためてゴルフは「技術だけのゲームに非ず」を体感しました。

その魔力の虜になって45年、知的興奮と愉しさを、
そして素晴らしい仲間との出会いや幸せを与えてくれたゴルフに深く感謝し、
これからも身体の続く限り人生の友として付き合いたい、と願ってます。

                                                                                    







〜 完 〜


ここまでご覧下さいました皆様には、心より感謝いたします。
仙台にお住いの西平哲男さんが、このシリーズのポイントを取り上げ
一編の動画を作成して下さいました。

美しいBGMと共に、お贈りいたします。

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