思い出の海外ゴルフ旅行

Part4 スコットランド編

                                              名古屋市在住  先川 高明




今年の全英オープンのターンベリーでは、
石川遼君は強風に上手く対応できず無念の予選落ちとなりました。
この2日間、タイガーとプレイが出来て、最高の勉強になったこと思います。

来年は「聖地St・Aオールドコース」での開催です。
なんとしてもレベルアップをはかり、リベンジして欲しいものです。

スコットランドのコースは、St・Aもターンベリーも
同じように深いラフとバンカーが難所であり、出場選手を悩ませます。

これを避けるためには、
強風に対応できる低い正確なショットを磨くしかないようです。

1年前を思い出しました。
妻はお金を貯めて再挑戦すると張り切ってますが、私は体力が心配です。


                                                 編集 : C・W



念願のセントアンドリュースは中世を思わせる伝統の古い街です。

ゴルフコースは「神の造りたまいしうねり」と深いラフ、
たくさんのポットバンカー(筒状のバンカー)、加えてブッシュやヒース
(棘のある潅木のようなもの)が難易度を高めています。
街並みもコースも、想像していた通りでした。

オールドコースでのプレイは朝から霧が立ち込めていて、
いかにもスコットランドといった感じです。
ティグランドに立った時、
これが”ゴルフ誕生の地 ”の原風景か、と鳥肌が立つ思いでした。





セントアンドリュース大聖堂

街は1140年頃に、ダビデ王1世によって設立され、
聖堂は1160年代に建設されました。

中世の宗教戦争で破壊され、現在は廃墟となっています。




セントアンドリュースの街並み

6世紀の頃にスコットランドの宗教の中心的な町として発展しました。
石造りの建物が城壁のように中心地を取り囲み、
中世の城郭都市の面影を今に伝えています。




セントアンドリュース城址

12世紀の頃、
海岸の絶壁の上に砦として建てられ、時代と共に増改築されましたが、
中世の宗教戦争の時代、幾度かの戦火に見舞われ
激しく破壊され現在では廃墟となっています。




St・Aキャッスルコース1H:ティーショット

念願のセントアンドリュースでの初ショット、
職人気質のキャディ達に囲まれ緊張の一瞬です。




カーヌスティGL・18H

2007年に全英オープンの舞台となったコースで、
18Hは「世界で一番難しい最終ホール」と言われ、
予期せぬドラマが生れる難ホールです。

ラウンドした3コースのなかで最も難しいコースでした。
妻は悔しさをにじませ再チャレンジすると息巻いています

  

St・Aオールドコース:17番・ホテル越え

オールドコース名物で、難ホールで有名な「ホテル越え」。
この看板の上を打つと、
フェアウェイセンターのベストポジッションに出ます。



St・Aオールドコース:17番・ホテル越え


私達二人ともチャレンジに見事成功して大感激でした。
昨年の全英女子オープンで、宮里藍プロは最終日に2発ホテルに打ち込みました。
石川遼君は練習ラウンドで軽々と越えてました。




St・Aオールドコース18番:スウィルカンブリッジ

古代ローマ軍によって架けられたといわれています。
最終ホールのティショットを
センターに落とし、この橋を渡るのが夢でした。



11H コクルバンカー

2ホールにまたがる名物バンカーです、妻は大苦戦してました。
オールドコースでは中嶋常幸プロが脱出に4打要した、
17番のロードバンカーは「トミーズバンカー」と呼ばれ有名です。



ST・Aオールドコース18番

最終ホールのグリーンは多くのギャラリーが観ていて、緊張のパットです。



St・Aオールドコース18番全景

最後のドライバーをナイスショット!!意気揚々と夢の石橋を渡った後、
グリーンを狙った第2打を白い柵の外に打ち込みガックリ!

打ち直してグリーン近くに行ってみると
なんと!最初のボールがビルの壁に当たってフェアウェイに戻ってました。
夫婦共に最終ホールをパーで飾ることが出来、最高の思い出になりました。



St・Aオールドコースホテル

 ジョークが大好きな名物ドアマンと。


 
R&A ゴルフ倶楽部

 全英オープンを主催し、ゴルフのルールなど発案の権限を持つ
世界的にも最高権威のあるゴルフクラブです。

クラブのメンバーにはゴルフの発展に寄与した人で、
クラブが推薦した人しか入会できないそうです。
金も地位も名誉も通用しません。








〜 つづく 〜