まずはビールを注文し、昼食を摂る。ここの食事は中途半端ではない。味良し、新鮮で、ボリュームもある。食べ残す者もいた。食べ終わると早速囲碁室を見学し、対局を始めた。広い部屋に碁盤は三つだけ。我々だけが使用するのは真に勿体ない感じだった。

　たまたま参加者が偶数だったから、対局をしない人はいない。皆、夕方まで熱心に楽しく打った。夕食で酒がたくさん入る前に、お風呂に入っておかねばならない。風呂は３か所あった。
　７Ｆの展望風呂、これは朝の６時３０分から午後の１０時まで。１Ｆの露天風呂は２４時間入ることが出来る。
また貸し切りの露天風呂もある。これは有料である。この日は、男性客は我々のみしかいない。他に２０数人のおばちゃんだけであった。そんなことで、７Ｆの風呂でいわば貸し切り入浴と、ヤシの木の南国ムードの展望を味わった。

　　　　　　

　　　　

　
　昼や朝食はホテル内のレストランだが、夜は我々だけの和室。カラオケも抜け目なく用意されてい
る。歌は得意でも、すべてのカラオケ機器に精通しているわけでもない。それで、ホテルのおねえさんやおばちゃんのお世話になる。飲んでは食べ、食べては飲んで限りがない。でも、囲碁を忘れているわけではない。そのへんは、さすが有段者。飲んでも簡単には負けてくれない。やっと勝ったときには、エネルギーの消耗は大きなものがあった。
　日頃いじめるうわ手をねじ伏せた感激は、何ものにも替えがたいものであった(^o^)。

　　　　　　

　　　　　　　

　　　　　　

　　　

　我々以外の宿泊者は、おばちゃんたちが２０数人だった。１Ｆの休憩室で、おばちゃんに優しくお聞きした。千葉の四街道市から迎えのバスに乗って、グランドゴルフに来たのだと言われる。このとき、始めてグランドゴルフとは何かが分かった。このホテルでは室内のグランドゴルフ場も用意されているそうだ。それで、おばちゃんたちは安心してやってこれるわけだ。

　近隣は、何しろゴルフ銀座の房総半島である。本格的なゴルフ場は、いくらでもある。パークゴルフ場もある。そして、ホテルではテニスコートを２０面も所有する。夏でも冬でも、房総に来て運動するにも不自由はしない。

　泊まりは２０数名なのに、朝のバーベキューも立派なものだった。快適な二日間にすっかりリラックスした我々は、来年も再来年も、囲碁旅行を行うことで完全に一致してしまった。この楽しみを持続させるためには、健康が第一だ。みんな元気で来年も来ることにしよう。(Ｃ・Ｗ)

　　　　　　


　　　　　　

　　　

　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜　終わり　〜