小江戸川越

Part 2 蔵造りの町並み

                                              川越市在住  池野谷 鯉太郎





川越市は、人口33万7千人。
大正11年(1922年)に埼玉県内ではじめて市制を施行し、
昭和30年(1955年)に周辺の9か村を合併して現在の川越市となり、
平成15年(2003年)には「中核市」に移行しました。

 川に囲まれ、古くより交通の要衝として発展してきた「川越」は、
江戸時代には川越藩の城下町として栄え、江戸の北の守りの地として、
また、物資の集積地として重要視されてきました。

 江戸の文化を随所に取り入れた「川越」の町には、
歴史的な町並みや寺院などが数多く残り、別名「小江戸」とも呼ばれています。
 美しい「蔵造りの町並み」、100年以上も人々に時刻を告げてきた「時の鐘」、
華やかな山車が繰り出す「川越祭り」、昔なつかしい「菓子屋横丁」など・・・
古きよき時代の面影がそこかしこにある「川越」には、毎年、多くの観光客が訪れます。





                                                 編集 : C・W






蔵の町一番のスポット=(現)やまわ陶器店

NHK朝のテレビ小説、「つばさ」の甘玉堂に使われました。



蔵の町どおりは小学校への通行路でもある



本番の撮影シーンを再撮影



室町時代 安土桃山時代 江戸時代 明治時代 大正時代 どれかなぁ。




屋号が「笛金」「金笛」?

いったい何屋さんなんでしょうか。



亀屋とある看板

これは川越名物のお菓子屋さんで〜す



「川越元町郵便局」

文字が左から書かれています。ちょうど、右と左の変わり目だったのでしょうか。



火災から守る蔵の町の知恵

各窓の左右に2枚のドアーがあるが、左側のドアーの方が巾が広く作ってある。
 火災の時は左を先に閉めて次に右を閉める。その後に、
 ドアーの手前の赤い長箱の中の土を水で練ってドアーの隙間に埋め込む。

 内部火災の時は、酸素(空気)を遮断して自然消火に導く。




埼玉県の人口は約700万人、市の数は平成21年6月1日現在で40市です。
これでは、ヒントにもなりませんね。でも歴史ある蔵の町です。
これは大きなヒントになりそうです。





川越商工会議所−1

明治の面影をそのままに、重厚さと威厳があります。



商工会議所ー2

この建物の前身は昭和2年(1927に建てられた武州銀行です




商工会議所ー3

設計は前田健次郎氏。
古代ギリシァの列柱を思わせるドリス様式の柱と、
バロックを思わせる玄関上の飾りなど、当時の金融機関が好んで建てた
ルネッサンス.リバイバル様式をよくとどめています。




商工会議所ー4

平成10年に文化庁により、登録有形文化財に指定されました。

昭和45年(1970年)に川越商工会議所が譲り受け、以後事務所として使用しています。




この新しそうな、古そうな建物は何でしょう?


文化庁の『文化財登録制度』の適用の県内第1号受けました。
明治時代の第八十五銀行→埼玉銀行→あさひ銀行→埼玉りそな銀行です
なんと今でも、通常通りの銀行業務をしております。 



りそな銀行ー2

となりの武州川越「くらづくし本舗」の建物との対比が
いかにも川越らしいところです。



川越市のマンホール

小江戸川越をイメージするマンホールです。
これは、まといをデザインした消火栓の蓋です。

ほかにも、川越らしいマンホールがあちこちに見受けられます。






おまけ

上記の地図を見ると、

川越市にはJR川越駅、東武東上線川越市駅、西武新宿線本川越駅の三つの駅があります。

川越市内の駅で、一番最初に開業した駅は、現在何と呼ばれているでしょうか?






〜 つづく 〜