今回は杉並木の日の出です。
日の出前の杉並木はうっそうとした暗がりです。
そこに朝日が差し始めると、暗がりから見る光や赤さが
強調されます。信じられない色になります。

霧を突き抜ける朝日。期待が膨らみます。
「霧と朝日ドラマの予感鼓動増す」
振り返るとドラマはもう始まっていました。日光が霧を裂いて
縞模様を呈します。彩りの妙がファンタジーを展開します。
「霧を染め日の出絢爛杉破顔」
山火事と見まごう朝焼けです。「昇る日がわが心にも火を付けぬ」

梢のこの色は補正無しの赤色です。「赤さなら燃える梢かわが胸か」