爽秋の候  道南をゆく

                                     仙台市在住 西平 哲男さん


 この「写真ページ」。池野谷鯉太郎さんが2回続いたので、
つぎは何とか西平さんにと、お願いして参りました。快くご承諾をいただき、
今回は、「当める碁会」きってのカメラマン・西平哲男さんの登場です。

10月1日には、例年と同様に土浦の花火大会が開催される予定です。
実は、昨年に引き続き西平・池野谷のお二方のお供で編者も参加予定でしたが、
今年は諸般の事情により、花友(花火友だち)会は取りやめとなりました。

そこで、西平さんの考えたのが夜景の撮影です。夜景と言えばまずは函館 !
函館山頂からの函館市内の夜景は香港、ナポリと 並ぶ世界三大夜景の一つだ。

このたびは仲間はおらず、気楽な一人旅。三脚を持ち、坂の多いところを
一日2万歩平均・テクテク歩く。<良い運動になりました>とのお話。
流石に勉強家は並みの努力ではありません。これこそ、プロへの道でしょうか。

「今回は函館に3連泊して、まだ訪れてない松前、江差方面も観光出来ました。
天候にも恵まれ、幸い函館地方は台風一過で快晴でありました」との由。

そんな楽しい旅の様子を画像でご紹介いたします。どうぞゆっくりご鑑賞下さい。
                                  
                               編集 : ライター千遥



これぞ、百万ドルの夜景
                                                                           


函館山(334b)から撮影した函館市内の景観

撮影時間は18時32分。右前方に、函館発関西空港行きの航跡が見える。
牛が寝そべっている姿に似ていることから別名臥牛山(がぎゅうざん)とも呼ばれる函館山。
山頂まではロープウェイと一般道路のほか、登山散策コースもある。

晴れた日の昼間には函館市内はもちろん、津軽海峡や青森県の下北半島までも見渡せる
絶好の展望スポットだ。特に夜間の山頂からの函館の夜景は香港、ナポリと並ぶ
世界三大夜景の一つとされ、
春から秋にかけての漁期はイカ釣り漁船の灯す漁火を見ることもできる。



 ハリストス教会とヨハネ教会、カトリック元町教会の望遠写真

上記夜景写真の下部に位置する。




日本最初のギリシャ正教会「函館ハリストス正教会」

安政6(1860)年にロシア領事館の付属聖堂として開設、明治5年に
正教会に移管された日本最初のギリシャ正教会。現在の建物は大正5年に再建されたもの




カトリック元町教会の夜景





旧函館区公会堂



函館ベイ美食倶楽部 提灯の数々



この中の寿司屋で美味しい寿司をたらふくたべました。
<宵闇のなかで、印象に残り撮影した>


日本最初の洋式築造城郭

五稜郭



幕末の開港時に箱館の防備強化を図るため、
元治元年(1864)に造られた日本最初の洋式築造の城郭。

設計は、学問所「諸術調所」教授の武田斐三郎。

星の形をした洋式城郭の五稜郭がある公園を中心としたエリア。
幕末から明治維新にかけて、箱館戦争と呼ばれる最後の国内戦の舞台となった。
現在は公園として整備され、一年を通し多くの観光客で賑わっている。

公園内には当時の様子を伝える資料を多数展示している博物館があり、
周辺には函館ゆかりの美術作品を楽しめる美術館や、様々な文化施設もある。




箱館奉行所 



140年の時を超えて今ここに甦る


日本最初の開港地のひとつ函館で、幕末の北辺警備と対外折衝の重責を
担った箱館奉行所。日本初の洋式城郭・五稜郭にあった奉行所の広壮な建物は
箱館戦争終結の2年後、明治4年(1871年)解体。そして約140年。

4年間の工期をかけて、材料を吟味、最高の技術を駆使して
往時の建築を忠実に再現した箱館奉行所が7月にオープンした。



中国人墓地




外人墓地は、安政元年(1854)のペリー来函に同行し亡くなった水兵を
埋葬したことから始まり、以来イギリス人、中国人、ロシア人、フランス人など、
祖国を遠く離れ来函中の海上で、あるいは函館の地で亡くなった多くの外国人が葬られている。

故人の母国によって異なるさまざまな形の墓標が、
函館湾を見下ろしながら立っている風景は、彼らの望郷の念を表しているかのようだ。

特に中国人の墓所は赤レンガ造りの
堀で区切られていて、その一角は中国様式で作られている>



トラピスチヌ修道院
                                                                          


天使の聖母トラピスチヌ修道院(通称・天使園)」は1898年(明治31年)、
フランスから派遣された8人の修道女によって創立された、日本最初の女子観想修道院。

院内では現在も、修道女たちが戒律に忠実に敬虔な毎日を送っているため、
内部見学はでき ないが、前庭までは入ることができ、洞窟に設置されたルルドの聖母の像や、
修道院の歴史を紹介する資料室は見学できるので、ぜひ見てみたいところ。



金森洋物館

お寿司で腹ごしらえしたあと、ベイ街に出陣する。



暗闇の中に、浮きでる このムード !!!



.BAYはこだて



写真家は、ただ写すだけじゃあない。 センスがいるんだなあ !!!
                                                 



.BAYはこだて



海辺のレストラン街に接岸した客船か この鮮やかな色彩美!



立待岬 啄木一族の墓



東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる





千遥の おまけ〜





啄木記念小公園



湯の川温泉から立待岬へ向かう途中の、国道228号沿いにある公園。
石川啄木が生前に散策して歌を作ったという大森海岸をバックに、彼の座像が建てられている。

刻まれてい る碑文には「潮かをる 北の浜辺の砂山の かの浜薔薇よ 今年も咲けるや」。
傍らには「捧 啄木」と書かれた西條八十の歌碑もある。
ベンチもあるので海を見ながら休憩するのもいい。平成11年には「啄木浪漫館」もオープンし
啄木の短歌や生い立ちをワイドスクリーンで紹介する啄木シアターなども行われている。





駒ヶ岳と大沼公園



相対の妙 駒ヶ岳と大沼

大沼国定公園内にある大沼、小沼、そしてジュン菜沼は、
それら自身のもつ美しさだけでも訪れる人たちを堪能させます。

しかし、秀峰駒ヶ岳と対時させるとき、その美しさは両者のコントラストによって
強調され、華麗に変身し、目を見張るほどの風光が限前に広ります。

大沼国定公園の歴史をひもとくとき、同時に
「秀峰駒ヶ岳」の成りたちを語らなければ、大沼そのものを語り尽くすことはできません。


〜おわり〜