 母の日はよく祝われるが、父の日というのは少し影が薄いようである。我が家などでは、 母の日は娘たちがよく何を贈るか相談しているのを耳にする。それで、「父の日」もあるんだぞ、 と声をかけると「そうよね。何にする」などと気付く有様だ。 母の日は日本では、1931年（昭和6年）に、大日本連合婦人会を結成したのを機に、 皇后（香淳皇后）の誕生日である3月6日（地久節）を「母の日」とした。 1937年（昭和12年）5月8日に、第1回「森永母の日大会」 （森永母を讃へる会主催、母の日中央委員会協賛）が豊島園で開催された後、 1949年（昭和24年)ごろからアメリカに倣って5月の第2日曜日に行われるようになった。 父の日は随分後のことかと思ったら、そうでもないらしい。かなりの歴史がある。 1909年にアメリカ・ワシントン州スポケーンのソノラ・スマート・ドッド （Sonora Smart Dodd）が、彼女を男手1つで自分を育ててくれた父を讃えて、 教会の牧師にお願いして、父の誕生月である6月に礼拝をしてもらったことがきっかけと言う。 彼女が幼い頃に、南北戦争が勃発。父、ウィリアムが召集される。 彼女を含む子供6人は母親が育てることになるが、母親は過労が元でウィリアムの復員後 まもなく亡くなった。以来男手1つで育てられたが、ウィリアムも子供達が皆成人した後、亡くなる。 最初の父の日の祝典は、その翌年の1910年6月19日にスポケーンで行われた。 当時すでに母の日が始まっていた。彼女は父の日もあるべきだと考え、 「母の日のように父に感謝する日を」と牧師協会へ嘆願して始まった。 1916年、アメリカ合衆国第28代大統領ウッドロー・ウィルソンは、 スポケーンを訪れて父の日の演説を行い、これにより父の日が認知されるようになる。 1966年、アメリカ合衆国第36代大統領リンドン・ジョンソンは、 父の日を称賛する大統領告示を発し、6月の第3日曜日を父の日に定めた。 1972年になり、アメリカでは正式に国の記念日に制定される。 母の日の花がカーネーションなのに対し、父の日の花はバラが一般的らしい。。 ソノラ・スマート・ドッドが、父の日に父親の墓前に白いバラを供えたからとされている。  おっさんはバラなどは貰ったことがない。これからは不要なものは片付けることにしているから、 家の中に残るものは断ることにしている。とにかく、勝手に想像して買い物をするのはやめよ、 と言っているからそのうち娘たちも忘れてしまうかも知れないな。今年の「父の日」は、６月１９日だ。 日頃は安酒と寂しいつまみばかりだから、ここは美味しいお酒でも注文しょうかな、と思っている。 囲碁という最高に知的なゲームに身も心も捧げる皆様は、お酒などは好まないところでしょうか。 別にバラに拘らなくても、美しい花々はたくさんある。「花を愛する人は心清き人」とも言われる。 @niftyが提供する下記のお花などは如何でしょうか。 人気度一位から五位までを揃えました。どうぞご鑑賞下さい。 ライター千遥 【父の日2011】苔アート -ガジュマルー   ガジュマルは「精霊の住む樹」と呼ばれ、多くの幸福をもたらすと言われています。 【父の日2011】ぶどう「デラウェア」鉢植え  一房一房、吊り下がった立派なぶどう「デラウェア」です♪ おうちで栽培できる鉢植えタイプなので、 お子さまと一緒に実の成長を見て楽しむことができます。 大切に育ててもらい、秋にはおいしいぶどうを収穫して食べられるのも嬉しいですね。 お父さんに「ありがとう」の感謝の気持ちを込めて、一緒に育ててお楽しみください。 【父の日2011】睡蓮木(すいれんぼく) 盆栽
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