デフラグの勧め
中村倶和新しいパソコンを数ケ月、半年と使っているうちに次第に遅くなっていくことは皆様お気づきのことと思います。
そのまま使い続けるとついに動かなくなってしまうことがあります。
その原因はパソコンを使い続けるとファイルデータが次第にバラバラに断片化されるからです。
ではなぜファイルデータが断片となるのかをまずお話ししそのあと対策を説明します。
ハードディスク(以下HD)を鉄道の列車に例えてみます。
駅は始発からA駅B駅C駅・・・とつづいています。
車両はすべて指定席で立ち席はありません。
着席の順序は、席番号の若い順から順次座ります。
これが唯一の規則です。
始発列車がA駅にやってきました。
A駅では10人が乗りNo.1からNo.10席まで座りました。
●●●●●●●●●●○○○○○○○○○・・・・
B駅では5人が降りて
No.2 No.4 No.6 No.7 No.9 が 空きました。
●○●○●○○●○●○○○○○○○○○・・・・
●●●●●●●●●●●●○○○○○○○・・・・
こうして駅に着く度に降り、乗りを繰り返しますから
複数連れのお客さんはバラバラに座ることになります。
HD と 列車を比較してみます。
HD 列 車
---------------------------
ファイルデータ お客
---------------------------
記録する 着席する
---------------------------
削除する 降りる
---------------------------
お客はHDでは ファイルデータです。
3人連れ は HDでは3単位容量のファイルデータになります。
HDではこのように断片となったデータを読む場合は
No.2 No 4 .No6 とHDのヘッドが移動して読んでいきます。
本来1回の読みで済むところが、3回の読みとなるわけです。
以上は簡単に説明するために単純化しましたが
実際には1個のファイルを読むたびに数十回あるいは数百回となることがあります。
こうしたファイルが数十個、数百個あるいは数万個・・・と増え続けていくわけです。
ヘッドが移動する回数が多いほど、エラーを起こす危険があり、また壊れる原因となるといわれています。
対策
対策は断片となったファイルデータをひとつにまとめて書き直すことです。
この作業を「デフラグ」といいます。
「デフラグ」実行の手順は以下のとおりです。
「スタートボタン」 クリックする
「すべてのプログラム」
「アクセサリー」
「システムツール」
「ディスクデフラグ」を実行します。
以上です。
この作業の頻度はパソコンの使い方によって大きく異なりますが
私の場合は、毎月1回程度行っています。
---------------------
|