奈良高取町の雛めぐり


                                                                     2015年5月2日       田川進

今年は春到来と喜べば、翌日は寒波襲来で仕舞ったセーターを取り出す始末、暖かい日が二三日あると、それに輪を掛けた寒い日が連日訪れた。三寒四温ではなく三温四寒・・春の到来を待ちわびただけに奈良県高取町の雛めぐりは華やかで印象に残った。

寒さと雨で行きそびえ、開催の終わりにやっと雛めぐりをしました。奈良は戦災がなかったので古い民家や街並みに沢山の伝統的な文化遺産が多くあります。その一つとしてお雛様があります。日本全国どこでも3月はお雛様を飾るイベントが催されていますが。奈良の高取町は個人の民家や商店そして行政、町中の皆なが協力しあって、今昔のお雛様を展示します。豪華です。街中の人が協力するので珍しい貝のひなや、竹を使ったものなど、更にお雛様の背景や古今の飾り方の比較、手造りのひななどそれぞれ個性があるお雛様が並べられています。

高取町は雛祭りでなく<町家の雛めぐり>と言います。

 

 今年は平成27年3月1日から3月31日まで開催されました。める碁の皆さんに紹介するのは時期的に遅くなりましたが、話しのタネに奈良のお雛様を紹介します。紹介するのは私が特に目に付いた面白い雛飾り、又気に入った飾り方をした雛飾りを中心にまとめました。

 

寒波を気にしながらカメラをぶら提げて行って来ました。高取町の人たちは当時の子供衣装や思い出の数々を一緒に展示して趣を添えています。私も町の人たちに赴きに参加しようと外部の風景を借景してもう一つのお雛様を撮りました。効果はともかくそれらも最後に紹介します。


A:竹筒に鎮座
その@

 
そのA

 
そのB

 



B:今昔の雛 
 
平成の飾り

 
 
昭和初期の飾り

 


C:豪華な雛飾り 
 
全国から

 
 


D:飾り方様々
 
屋敷と丸かご

 
 
酒屋さんの酒樽の上で

 
 
吊るし雛と

 
 
当時の子供の服装と

 
   
当時の風景と

窓枠に飾る

 
   
雲の上で

 
  手作り人形と
     
散髪屋の窓べり 

羽子板あり、着物あり

 
 
思い出の品々と 

  
   
番傘と 

帆かけ船と

 



E:背景に冴える 
   
 金屏風

円形屏風 




F:私の演出  
   
すだれを借景(内裏) 

すだれを借景(姫) 

  
屋根瓦を借景